「重症筋無力症」について
2025年03月18日
みなさんこんにちは❢こころ六甲道整骨院の太田です❢❢
少し難しいですが難病についてお話させて頂いてます❢(=゚ω゚)ノ
本日は「重症筋無力症」についてお話させて頂きます❢
みなさんこの重症筋無力症といううものをご存知ですか❓
重症筋無力症とは❓
この病気は末梢神経と筋肉の継ぎ目(神経筋接合部)において、筋肉側の受容体が自己抗体により破壊される自己免疫疾患です。男性よりも女性の方が多く発症年齢は5歳未満にひとつのピークがあり、その後、女性では30歳から50歳にかけてなだらかなピークがあり、男性では50歳から60歳にかけてに発症のピークがあります。この重症筋無力症に遺伝性はありません。
状態は❓
全身の筋力低下、易疲労性が出現し、特に眼瞼下垂、複視などの目の症状を起こしやすいのが特徴です。
嚥下が上手くできなくなる場合もあります。重症化すると呼吸筋のマヒを起こし呼吸困難を起こす場合もあります。
施術法は❓
対処療法と根治的な免疫療法があります。対処療法として使われるのは、コリンエステラーゼ阻害薬といって、神経から筋肉への信号伝達を増強する薬剤です。ただこれはあくまでも、一時的なものです。施術の基本は免疫療法で、この病気の原因である抗体の産生を抑制したり取り除く施術になります。抗体の産生を抑制するものには、ステロイド薬、免疫抑制剤があり、飲み薬としても点滴としても使われています。
胸腺の異常として、胸腺腫を合併する場合は、まず、外科的にこれを取り除く必要があります。胸腺腫は早期に発見された場合は、一括切除できるので、予後良好です。
日常生活での注意点は❓
ステロイド薬や免疫抑制剤を服用していても少量で落ち着いているのであれば健康体の方と変わらない生活をすることができます。
注意点は服用中に生ワクチンの予防接種を受けることはできないです。インフルエンザは不活化ワクチンなので大丈夫です。もう一つは、妊娠や授乳時に胎児や乳児に好ましくない影響を与える薬もあるので、主治医の先生とよくご相談下さい。
昨日に引き続き難しい話題でしたが、絶対に身の回りの人に起こらないということはないので、もしもの時の為に、知識を1つでも身につけておきましょう❢